■アヘッドくん■
『コイツ誰や？』
『うんうん...君の気持ちは
僕にはスゴクよくわかるよ』
とか
そんな調子の良いこと
決していってはいけない
君の甘いは
僕の甘いの半分かもしれない
君の辛いは
僕の辛いの2倍かも知れない
君の痛いは
僕の痛いの5倍かもしれない
君の『イク〜』は
僕の『イク〜』の10倍良いかもしれない
君と僕のモノサシは必ず同じではない
しょせん
えらそうな事言っても
僕は君に代わって
事態を切り抜けてあげるわけにいかない
だから君の悲しみの深さは
僕には想像もつかない
でも君の話を聞く僕は
ここにいます
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『映り込んだ地縛の霊』
時空を浮遊して
現れては消える
これは生きた人間の
幽霊の概念
こちらの世界から
あちゃらの世界を
推量しているに過ぎない
死への恐怖や魂不滅の願い
そんなものの裏側に
もしかしたら変身願望も
介在しているのかも
僕だって
時空を浮遊して現れては消え
こんな女の子達の間に
挿まれてみたいものだ
・・・ってのは
生きた人間のアホな発想
死を超越した
幽霊の境遇と現実は
あちゃらの世界へ
行ってみないとわからない
もちろん
行きたいなど思わない
幽霊になるなら
生きて透明人間になりたい
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